社会人になって1ヶ月経ちました。
こんばんは杷兎杷兎(はうはう)です。
投稿二回目なのでよかったら前の投稿やプロフィールを閲覧してくれると飛び上がって喜びます(笑)お時間の許す限りで構いませんのでどうかよろしくお願いします!
4月も終わり…あっという間に桜が散ってしまいましたね…!
私は今まで桜の開花から散るまで見たことがなかったのですが…
出勤路に桜があったので、今年は蕾の時から毎日観察することが出来ました!
ニュースでは見たことあるけれど、桜がこんなにも早く散ってしまうものだとは知りませんでした。
しかも桜の色が毎日違う色に見えたのでいつも新鮮な気持ちでした。淡くて白っぽい桜だったり、水彩で描いたような鮮やかなピンクだったり…不思議です🌸
さて今日は新社会人になった杷兎杷兎がお仕事のお話………
杷兎杷兎のお仕事って?職種は…
杷兎杷兎はプロフィールに「職人見習い🔨」と書いています。
そう、私は職人を目指しています。
職人と言ってもたくさんあります。
伝統工芸だったり、お菓子の職人だったり…
そんな中杷兎杷兎、思い切りました。
左官です。Plaster。
左官とは??
ん?左官?なにそれ??
そう思う方も少なくないと思います。
ですがこう言い換えると分かりやすいですね。
壁塗りの職人。
それこそが左官です。
左官(さかん)とは、建物の壁や床、土塀などを、鏝(こて)を使って塗り仕上げる仕事、またそれを専門とする職種のこと。
(Wikiより引用)
今杷兎杷兎は左官職人になるべく修行の真っ最中であります🔨
入社するまでの経緯
私は和風のものだとか歴史だとか、日本の文化などなど、昔の日本に関わるものが好きなんです。
だから昔から職人になって日本の素晴らしい伝統や技術を受け継いでいきたかったのです。
そこでぶち当たる壁。
職人ってどうやってなるんだよ。
よく聞くのはお師匠を見つけて弟子になるっていうものですが、近くに職人なんていないんですけど!?
弟子になる以前に師匠がいないのではお話になりません。
職人になるにはこの道しかないと思っていたので、私は芸能人になるくらい無理な事だなぁと子供ながらに思いました。
ゲームとパソコンいじるのが好きだったので、高校では情報科に行きました。
いやぁ、情報難しい!!!
私の頭ではついていけなかった。専門科目は全部赤点。むり。
システムエンジニアとかプログラマーになるんだろうなぁとぼーっと考えていたけれど、むり。じょうほうむいてない。おしごとできない。
プログラム赤点。ハードウェア赤点。ソフトウェア赤点。そんなこんなで高校三年生。
私は祖父母に言い聞かせられたのもあり、進学しなきゃと思っていたけれど
この時には既に「進学しなくても就職できるんだ」と分かっていましたし、そもそも「大学、専門学校行ってまで学びたいことがない」ということに気づきました。もう就職しか考えられない。
私のクラスの人はやっぱり工場に行く人が多かったです。私もそうしようと思っていました。
だけど、求人票を見て運命的な出会いをはたします。
左官業ってなんだ?しらべよう~
↓↓↓↓↓
「エッ!?職人じゃん!?!?!?」
もう工場とかしらん。とりあえず第1希望にする!!!
勢いだけで第1希望を変えて会社見学へ行きました。
するとまあ私の求めていた職人さんでした。
しかもその会社はちゃんと教育してくれるので早く一人前の職人になれるとか。
素晴らしいかよ。
面接では「日本の伝統をこの手で守りたいんです!」とか言いました。※綺麗事に聞こえますが本当に思っています
受かりました✌︎
実際に入社して…
いよいよ入社式。
ユニフォームに着替えてもらうので私服で来てもいいよーって言われたのでシンプルめな格好していきました。
ヤンキーが来た。
同期の男子がほぼほぼヤンキーみたいな見た目でした。いやいや、入社式でそれはないだろ!
咎められもせず。まあ想像どうりなかんじ。先輩もそういう人が多かった。
修行のはじまり
ちょっと不安はありましたが、同期は見た目チャラいだけでそこまでヤンキーじゃなかったことに安心。
いよいよ2ヶ月にわたる研修が始まりました。
初めて使う鏝は社長からのプレゼント。6本ほどの鏝やブラシ等をいただきました。
教科書を見ると、鏝って本当に種類が多いんですね。
一般的な形の鏝、それのサイズが違うものはもちろん、プラスチック製のものや剣先(こての先の尖った所)が丸いもの、材料をすくうだけの鏝…いやはや驚き。これ全部買うといくらになるんだろ。
最初は中塗鏝という、よく見る一般的な形の鏝と土を使って「鏝返し」の練習をしました。
鏝返しというのは、手板(材料を乗せる板)と手首を使って鏝に材料をのせるというもの。
これが出来ないと壁塗れません。だって鏝に材料のせないと塗れないから。
これがまあ難しくて!
写真がないので絵で説明します。
まず材料重くて手板をあげられない。
手板の材料を減らしてやっても出来なくて床に落とす(みんな落としまくってその日床が田んぼになりました)。
手板の材料がどんどん体によってきて服が汚れる。落とすと靴も汚れる。みんな落とすとはねた土が飛んで来てとりあえず汚れる。
とりあえず悲惨だったのでその日のうちに心折れました。このままじゃ壁塗れねえええ!
次の日になってもまだべっちゃべっちゃ落とすし、壁塗ってないのに難しさを痛感。
でも日に日に落とす回数は減っていき、今では鏝返し失敗して落とすことは無くなりました。でもたまに失敗します。
鏝返しって、ただ材料のせればいいんじゃないんですよね。
のった材料が鏝からはみ出ていると壁を塗った時無駄に広がったりこぼれ落ちたりします。
また、鏝返しあとの断面が綺麗に整っていないと塗り始めがお粗末に見えてしまいます。
ここまで考えると、マスターにはまだ時間がかかりそうです。
初めての壁塗り
鏝返しがちょっと出来るようになったところで、修行2日目にして壁塗り。
これもめっちゃくっちゃ難しい。
材料が、伸びない!
先生(師匠)と同じだけの材料を壁に塗っても、先生の3分の1くらいしか伸びませんでした。
先生がスーッといってシューッとやるのに
私はガガガガガっていう(笑)
伸びてないってことは塗り厚がその分多くなっているはずなのに全然伸びない広がらない!
塗り始めも汚いし……
でも今では成長しました。
先生には遠く及ばずとも3分の2くらいは伸ばせるようになったし、ガガガガとも言わなくなりました。
材料にも、かたくて伸ばしにくいものや柔らかくて伸びやすいもの、軽いもの重いものと様々です。しかも気温や湿度により左右されるなかなかシビアなものです。
しかもそれは塗りやすさだけでなく壁の強度にも影響してくるので無下には出来ないんです。
わかったこと。
職人ってすげぇ。
左官の世界に飛び込んでみて
わたくし杷兎杷兎は女ですw
最近は女性左官が増えているとはいえ、なんの仕事してるの?と聞かれて答えると必ず驚かれますw
え?事務じゃなくて?壁塗るの?みたいな。
面接の時は「~だけど大丈夫?」とたくさん聞かれました。大丈夫と答えるしかないんですけどね…
トイレ覗かれるかもしれないよ!?と言われた時は流石にビビりました。
入ってみると、女子だからというのもあり上司からはたくさん気遣って貰えますが、女性用の設備などはあまり整っていません。
男子寮しかないのは仕方ありませんが、女子トイレがない!致命的。
なのでトイレには使用中の看板があり、鍵閉め厳守。男子トイレに汚物入れがあるってなんだか変な感じがします。
あと力とか体力はですね、どのくらいいるのかはまだ分かりません。
というのも、まだ研修中の身で1度も現場に出ておりません。
重い材料は手板にのせてると疲れるしこてがえしもしにくい。材料を混ぜる機械も、抵抗が強くて扱いづらい!
そういう点で見ると力は結構いります。
あと、びっくりしたのは握力。
こてをずっと握るので手が痛いなーと思ったら
人生初、指の筋肉痛 になりました。
小指は特に痛みの引きが遅かったです…
現場に出ると天候等もありかなり過酷な作業になると思います。そのなかで力を使うと疲弊するのは目に見えていますね…
これは体力あってもなくても慣れるまでは絶対しんどい!!
でも、この男社会で生き抜く!仕事をやりきる!
そう決めて入社しましたし、その想いは簡単に揺らぎません。
少しでも早く一人前になるぞ! と、毎日意気込んでおります。
杷兎杷兎の悩み
ごめんなさい。嘘吐きました。
少しでも早く一人前の職人に。男に負けず仕事をやりきる…その気持ちは入社1週間経たずして心折れました。
杷兎杷兎は今、あることで悩んでいます。
それは、ブルーマンデー症候群。
つまり、日曜日の午後辺りになると「明日月曜日か…仕事か…」と憂鬱になってしまうのです。別名サザエさん症候群。
まさか自分がブルーマンデー症候群になるとは……
とにかく会社に行きたくないんです。
明日を迎えたくなくて、日曜日は外をうろうろしたり過度な寄り道をしたり。なんとか「明日」を遅らせたい想いが止まらないのです。
暗い話にはなりますが、100円ショップに寄って、買った紐で首を締めながらゆっくり家に帰ったこともあります。
今死ねば明日を迎えることも会社に行くこともないから…
死なないのは、家族の期待を背負っているから。やっぱり女には無理だと言われたくないから。もう辞めるわけにも自殺するわけにもいかないのです。
そもそもなぜそこまで考えがエスカレートしているのかというと、職種や会社など、仕事は特に関係なく。
私の性格がそうさせているのです。
心の疲弊
同期にはもう1人女の子がいます。
寮で同室。会社にも二人で行きます。
むかえた修行初日、上司への挨拶はもちろん大きく礼儀正しくしました。
とにかく上の人に気に入られたい。コツコツと努力をかさねなくては。
バイトを振り返り、社会での生き方を見つける。 - 杷兎杷兎の巣 - Yahoo!ブログ
私が社会人生活をどのように送りたかったのか、こちらにまとめてあるのでよかったらご覧下さい。
簡単に言うと「自分を殺してでも周りに気に入られて、自分が生きやすい環境にしたい!」ということ。
本当は人と関わることが嫌いで根暗な私ですが、明るく振る舞うことで周りから好意的に接して欲しかったんです。
なのに、何故だか初日から私の心は折れました。
同期の子(以下「A子」)にばかり、上司が話しかけるのです。
おかしい。私と一緒に挨拶して、むしろ私の方が声大きかったはず。なのになんで初日からこんなに差が出ているんだ!?と。
私の声が小さかったとか、私が近寄り難いオーラを出していたとか、はたまた私がなにかやらかしたとか、それなら周りの態度に差がつくのも分かります。
ですが、もちろん注意を払っていますし、そもそも仕事初日です。その日挨拶をした人達とは初めまして同士。
なんでだ?なんでだ?どうしてなんだ!
何故か勝手にパニックになりました。
気に入られたい認めてほしい「承認欲求」
同期の中で1番になりたい「プライド」
そのふたつが絡み合い、私の心は初日から折れました。
こんなことで?と思うと思いますし、私もそう思います。ですがこのふたつが異常にある私の性格が問題だとしかいいようがないのです。
きっと、私よりA子の方が話しかけやすい位置にいたとか、A子の方がとっつきやすそうな雰囲気だったとか、その程度の差だったのでしょうが、私には深刻な問題になってしまったのです。
修行をしていると、さらに二人の差は開きました。
A子は生まれ持っての才能か、師の教えを吸収し、器用にもやってのけました。
初日から技術にも差が出てしまったのです。
まだ2日目だ。まだ3日目だ、まだ4日目だ、大丈夫、まだまだこれからだ。
そうやって自分を落ち着かせるのも限界でした。
A子は1週間たつ頃には、同期の中でも一目置かれる存在になり、上司からも期待される星になっていました。
それなのに私はA子に出来ることが出来ない。覚えも悪い。上司に名前すら覚えてもらえない。
「こんな惨めな気持ちになるために、入社したわけではない…」
誰も比べないで。
同じ女なのになんでこんなに違うんだって思わないで。
能無しだって、期待外れだなんて言わないで。
誰も2人を比べないで。
比べているのは自分自身なのに。
分かっているんです。頭で分かっていながら心は砕けていくんですよね。
もう、疲れてしまって。
ブルーマンデー症候群っていっても人により症状は様々ですが、そもそも寮に戻る事に拒否反応が起こります。だから日曜日は寮から出ないに限る!
とりあえずまとめ
色々中途半端ですがとりあえずまとめます。
左官職人の知名度は下がってきてはいるものの、お仕事はたくさんあります!
最初は全然出来なかったけれど、微分子レベルで毎日成長しているはずです。
職人の道は決して楽ではありませんが、精一杯の努力と予習復習をしてこれからも精進していきます!
まず乗り越えるべきはブルーマンデー症候群。
考え方を変えてみたり心を強く持って、同期に負けず頑張っていきます!(言葉だけでもポジティブにw)
少し語りすぎましたが、今回はここまで!
まだ2回目の投稿なのにちょっとネガティブぽくなってしまってすみません。
だけど鬱キャラで行く予定は全然ないのでご安心を(笑)画面越しでは元気いっぱいです!!
最後まで閲覧頂き恐悦至極に存じますー!
杷兎杷兎はこれからも色々頑張るのでよろしくおねげぇしますのじゃ!
あでぃおす!🔩
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